●ホルモンバランスの崩れ●
女性の体は皆様もよく聞かれた事がると思うエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)で支配されていますね。
更年期と深い関係を持っているのはエストロゲン。
このエストロゲンが減少する事で更年期が起きてきます。
卵巣の働きに指令を出しているのは脳下垂体です、その脳下垂体に指令を出しているのが視床下部です。視床下部から脳下垂体に性腺刺激ホルモンが分泌されます。
視床下部→脳下垂体→卵巣の順番に指令が出されてきます。
卵巣の中の女性ホルモンが少なくなってくると、下垂体から女性ホルモンをもっと分泌させなさいと指令が来ます。
所が、卵巣の機能が低下していると、指令は来るけれども、その指令に応えられない卵巣がいます。すると、脳からさらに大量の性腺刺激ホルモンが分泌され卵巣に強力に指令を出してきます。しかし卵巣はそれに応えられない…脳のホルモンが過剰に分泌される。この状態が続く事を『更年期』と言われています。
卵巣が分泌する女性ホルモンと、脳から分泌される指令ホルモンの均衡がとれずに、体がバランスを崩した状態の事です。女性の体はとても複雑に出来ていますね。
今まであったものが無くなってしまうのです、体も不調をきたします、されどその状態に体が慣れてくるとそれも次第に治まってきます。今の体と上手に付き合う必要がありますね。
体の中には女性ホルモンを受け取るリセプターが200箇所あると言われています。その箇所を刺激する事で更年期も和らいできます。
※リセプター(受容体、刺激を受け取り、それを情報として利用できるように変換する仕組み)
アロマだったり、妄想恋愛だったり、動物と触れ合ったり、いつもワクワクドキドキを忘れずに過ごしましょう。
ちなみに、一生に使われる女性ホルモンの量はティスプーン1杯と言われています。たったこれだけです。大切に使っていきたいですね